英国人俳優の起用が男性客拡大の転機に

5年前に約1割だった男性客が、現在は3割弱まで増えた。香りのブランド「ジョー マローン ロンドン」は創業時から製品を性別で分けず、すべてをユニセックスとして展開してきた。それでも男性客が大きく伸びたのはここ数年だ。その拡大を後押ししたのは、男性にブランドを「自分ごと」として認識してもらうためのコミュニケーションだった。

一つの転機となったのが、約3年前に本格化した男性向けの発信だ。その象徴として英国人俳優トム・ハーディを「サイプレス & グレープバイン」のメンズ アンバサダーに起用し、コミュニケーションを強化した。もともとユニセックスであることは伝えていたものの、それだけでは男性に十分届いていなかった。起用後には「彼が使っているなら自分も」と購入する男性も現れ、若年層だけでなく40〜50代にも反応が広がった。

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