ナリス化粧品は、南アメリカを原産とするフトモモ科の高木植物である「ジャボチカバ」に、タンパク質の糖化・カルボニル化・ニトロ化を抑制する効果に加え、生成されたAGEs・カルボニル化したタンパク質・ニトロ化したタンパク質を分解する6種の効果を見いだし、特許登録を行った。
近年、糖化・カルボニル化・ニトロ化など肌のタンパク質の変性による影響が、肌のたるみや黄ぐすみなどの老化現象につながることが注目されている。例えば糖化は肌の弾力や物性の異常、カルボニル化は乾燥や柔軟性の異常、ニトロ化は肌の黄ぐすみに関連している。
同社では1990年代から肌の糖化に関する研究、2010年代から肌のニトロ化に関する研究を行い、16年11月の第79回SCCJ研究討論会や20年10月のIFSCC Congress 2020など国内外の学会で発表し、糖化やニトロ化に対応できる成分についても研究を重ねてきた。
20年のIFSCCにて発表した角層剥離とタンパク質の変性に関する研究をさらに深化させるなか、アレルギー性疾患の予防や改善、また長時間保湿効果が知られているジャボチカバに着目して研究を開始した。研究の結果、活性酸素を消去する効果だけでなく、タンパク質の糖化・カルボニル化・ニトロ化を抑制する効果に加え、AGEs・カルボニル化したタンパク質・ニトロ化したタンパク質を分解する複数の効果があると分かった。特に、抑制効果だけでなくできてしまったものを分解する効果も併せ持つ成分を見つけられた点が画期的である(図参照)。
ジャボチカバの効果を既存研究に応用すれば、タンパク質の変性による角層の剥離不良に対する角層ケアができることが期待される。さらには一つの成分でありながら6種の効果を併せ持つ多機能な成分は、肌全体の老化予防・改善につながり、多くの人の肌悩みを解決すると考えられる。
























