マグネシウム製品の研究開発を手掛けるオーガニックサイエンスが創立5周年を迎え、強みであるマグネシウムを生かして製品領域を広げる。100%天然由来成分でクリーム化を実現した「MAG CREAM(マグクリーム)」(全2種・80g・4800円)を10月26日に全国約500のクリニックなどで発売する。2021年の創業以来、マグネシウムの研究を重ねてきた同社が、その知見を起点に、必要なときに素早く使用できる「持ち歩くマグネシウムケア」という新たなアプローチに踏み出す。

「持ち歩くマグネシウムケア」を象徴する「マグクリーム」

マグクリームは、同社が約7年前から構想してきた。マグネシウムは処方上の安定性を確保することが難しく、水分と油分を混ぜると分離しやすいことから、当時は100%天然由来成分によるクリーム化を断念。水分を極力減らすことで製品化したのが、既存の「MAG BALM(マグバーム)」だった。その後も数年間にわたり試作を重ね、100%天然由来の構成成分によるクリーム化にこぎ着けた。合成界面活性剤やフェノキシエタノール、パラベンなどを使用せず、リポソームマグネシウムのシンプルな処方にこだわった。

既存のマグバームは、保湿力の高いバーム状の使用感を生かし、ジャータイプの容器を採用。お風呂上がりなど、自宅で時間をかけてボディケアするシーンを想定する。一方、マグクリームは軽く伸びのよいテクスチャーと持ち運びやすいチューブタイプを採用し、仕事の合間や運動後など、必要なときにさっと使える設計とした。マグバームと用途を分けることで、自宅中心だったケアを外出先にも広げ、「持ち歩くマグネシウムケア」という新たな使用習慣を提案する。

オーガニックサイエンス代表取締役の鎌田貴俊氏

オーガニックサイエンスは21年9月に設立。代表取締役の鎌田貴俊氏が自身の体調不良をきっかけにマグネシウムと出合い、その重要性が十分に知られていないことに問題意識を持ったことが創業の原点となる。「マグネシウムの重要性を社会に根付かせる」(鎌田氏)ことを掲げ、製品開発だけでなく、大学や医療関係者と連携した研究にも取り組む。26年3月には「臨床Mgウェルビーイング研究会」を発足し、医療関係者へのマグネシウムに関する情報発信も積極的に行う。8月にはカナダ・モントリオールで開かれた国際マグネシウムシンポジウムにも参加するなど、研究活動を広げている。

マグネシウムは、エネルギー産生や神経伝達、筋肉の働きなど、体内のさまざまな反応に関与する。同社はこうした幅広い働きに着目し、生命活動におけるマグネシウムを「インフラ」と位置付ける。大学との基礎研究や医療現場からのフィードバックを蓄積しながら、マグネシウムを日常生活に取り入れるための製品開発につなげてきた。

オーガニックサイエンスの全ラインアップ

これまで同社は、リポソーム型のマグネシウムサプリメント「マグリポ+D」(10g×30包・8610円)や「マグクリーム+CBD」(20g・2980円、60g・7810円)、180種以上の栄養素が含まれたサポートドリンク「ウィープライム」(300g・1万2000円)、マグバームを通じ、マグネシウムを生活に取り入れる選択肢を提案してきた。今後も強みであるマグネシウムを軸足に、研究で蓄積した知見と顧客の声を製品へ落とし込みながら、生活の中で無理なく取り入れられるマグネシウムケアの選択肢を広げていく。