スギ薬局は高級ラインのスキンケアPBブランド「プリエクラ」を12月1日に発売する。同ブランドは、九州大学との産学連携開発商品で、最先端の特許技術を採用した浸透力を特長としている。

高浸透・高保湿のスキンケアライン「プリエクラ」

同ブランド商品は、九州大学大学院工学研究院応用化学部門次世代経皮吸収研究センター長の後藤雅宏教授との協力で生まれた特許技術「SNDP(Sugi Nano Dispersing Pention Technology)」が四つの美肌保湿成分をコーティングすることで、水溶性かつ高分子な配合成分をナノ分散し、角層のすみずみまで届けられる設計となっている。

ラインアップは中心商品となる「ローション」(150ミリリットル・4800円)の他、ハリ肌などのエイジングケアを求める人向けの美容液「セラムE ハリ艶対策美容液」(30ミリリットル・5800円)、クリアで透明感のある肌へ導く「セラムW」(30ミリリットル・5800円)、高保湿乳液「エマルジョン」(120ミリリットル・4800円)、シート状マスク「マスク」(1枚27ミリリットル・500円)の5品。ライン共通で、ヒアルロン酸やプロテオグリカンなどの美肌保湿成分を配合。肌に潤いをもたらす成分がしっかりと肌の奥まで届き、しっとりとした滑らかな肌へと仕上げる。

発売に先立ち、11月28日には発表会を開催。同社の杉浦克典社長が挨拶に立ち、「大型新商品をもって、お客さまのきれいに関する領域をさらにご支援できるよう努めていきたい」と、新ブランドを通じて改めてビューティ分野を強化する姿勢を示した。

発売商品はいずれもPB商品というカテゴリーで見ると高価格帯ではあるが、「画期的な技術を採用し、ここまで肌に浸透するという便益から考えればふさわしい価格帯」(杉浦社長)であると考えており、杉浦社長は「世にインパクトを与えられるブランドだと思っています」と自信を見せる。今後も、価格帯にこだわらず、産学連携などで高い技術と付加価値をもつさまざまな商品を展開し、取扱い商品のPB比率を高めていく考えだ。