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2023年創業のcircuRE act(サキュレアクト)は、サステナブルな消費財を企画・製造販売する企業だ。特に微細藻類に可能性を見出し、環境負荷の低い化粧品開発に力を入れている。化粧品原料は、J-POWERが10年以上にわたり研究を重ねて開発した微細藻類「ソラリス株」と「ルナリス株」から抽出した「ソラルナⓇオイル」。それをもとに自社ブランド「530(FIVE THIRTY)」を立ち上げ、24年に固形石鹼「sea design soap」を発売。24年度サステナブルコスメアワード審査員賞を受賞した。25年3月には夜用クリーム「Night-care cream」を発売する予定だ。しかし、同社が目指すのは、化粧品メーカーとしての成長ではない。持続可能な化粧品原料から業界全体の変革に挑む塩原祥子社長に話を聞いた。
外部連携の強化でモノづくりを変える
――微細藻類に着目したきっかけは何だったのでしょうか。
塩原 私は25年以上、化粧品業界に携わってきましたが、新規参入企業の増加による商品の供給過多により、大量生産・大量廃棄が生じている現状に強い違和感を抱きました。どんなにお客さまの心が躍る商品を販売しても、結局は廃棄量を増やしているだけではないか。そんな疑問を抱えていたときに微細藻類と出会いました。企業や大学が持つ研究シーズを事業化するマッチングプラットフォームを眺めているとき、「微細藻類で化粧品を作りませんか」という言葉が目に留まったんです。藻類について学ぶほど、そのパワフルな可能性に強い興味を持ち、微細藻類の研究を進めていたJ-POWERとの共同プロジェクトに参画しました。
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