伊勢半のメイクブランド「キスミー フェルム」は、コロナ禍の逆風を跳ね除け、ビジネスモデルを強くしている。その最たるものは、ブランドと顧客の絆が深まっていることだ。あたかもD2Cブランドのように、顧客と直に結びついているのは興味深い。キスミー フェルムは、ウィズコロナ時代のセルフブランドの成長戦略に一石を投じている。

もともとキスミー フェルムは、顧客に寄り添うことで成長したブランドだ。主力顧客層の50代、60代は、女子高校生の頃にヒットした「キスミーシャインリップ」を鮮明に覚えている。「キスミーさん」と呼ぶシニアが多いのは、青春時代を彩ったブランドを大切にしているからだろう。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン