ナリス化粧品は、角質ケアブランド「ネイチャーコンク」シリーズを2月にリニューアルし、全国のドラッグストアで発売する。2月10日からはナリスアップ公式オンラインショップ(https://www.narisup.com/shop/default.aspx)でも販売する。

今回のリニューアルでは、新アイテムとして薬用ジェルクリーム「薬用 クリアモイスト ジェルクリーム」(医薬部外品・100グラム・980円〈参考小売価格、以下同〉)と、「薬用 リンクルケア ジェルクリーム」(医薬部外品・80グラム・1346円)の2品を投入。また、主力商品のふきとり化粧水「薬用 クリアローション」(医薬部外品・200ミリリットル、つめかえ用180ミリリットル・850円)と、「薬用 クリアローション とてもしっとり」(同)の2品は、ニキビ予防効果を追加し、パッケージデザインを刷新する。

薬用 クリアモイスト ジェルクリーム

薬用 リンクルケア ジェルクリーム

薬用 クリアローション

薬用 クリアローション とてもしっとり

これにより、「ネイチャーコンク」シリーズは、既存品の「薬用 ふきとり化粧水シート」「薬用 フットケアローション」と新アイテムの薬用ジェルクリーム2品、リニューアル発売の薬用クリアローション2品、計6品がそろうことになる。

発売に先立ち、2020年12月17日に行われたオンラインセミナーでは、リニューアルの詳細が発表された。新登場の「薬用 クリアモイスト ジェルクリーム」は、薬用美白に加え、肌荒れ防止、毛穴ケアといった20~30代の肌悩みに対応する。「薬用 リンクルケア ジェルクリーム」は、薬用美白、シワ改善に特化しており、40代以降のニーズに応えた商品だ。2品とも美容液・乳液・クリーム・パックの役割を持ち、ナリス化粧品は薬用クリアローションの後に使用する、ライン使いを推奨している。

一方、リニューアル発売する、薬用クリアローション2品については、ナリス化粧品リテール事業部マーケティング部マーケティング課の椋本美華氏が「『ネイチャーコンク』を使用いただいているお客さまの声をヒントにし、開発を進めました」と述べた。「ネイチャーコンク」シリーズは、13年の発売以降、出荷数量は右肩上がりに増加しており、発売から7年で売り上げ約5倍のブランドに成長。販売個数は、シリーズ累計360万個を突破している(20年10月現在)。こうした背景もあり、リピーターが多いことから「お客さまの声を大切にしたい」(椋本氏)とし、ユーザー調査を実施。その結果、期待する効果に角質ケアだけでなく、毛穴ケア、肌荒れ防止、ニキビ予防であることが分かった。

これらの声に応えるため、「薬用 クリアローション」「薬用 クリアローション とてもしっとり」は、ユーザーから評価の高かった、肌荒れ予防に加え、薬用としてニキビを予防する効果を新たに追加した。パッケージリニューアルは、「ネイチャーコンク」のブランドカラーである赤をさらに前面に押し出す。既存品はキャップのみ白を採用していたが、今回はキャップも赤にし、ブランドカラーを強めた。生命力あふれる明るく鮮やかな赤が印象に残る目を引くデザインになっており、店頭での認知促進を目指す。

また、オンラインセミナーでは、ナリス化粧品研究開発部開発課課長の加藤範久氏が、肌荒れを角質ケアで改善する提案を実施した。加藤氏は「肌表面の古い角質は毎日の洗顔では剥がれない。なぜなら、洗顔では角質層の細胞接着部位の結合を緩められないためです」と述べ、加齢によって、さらに角質は肌に残りやすくなり、溜まった古い角質は肌トラブルの原因となると説明した。続けて、ふきとり化粧水によって古い余分な角質を取り除くことが大切であるとし、「『ネイチャーコンク』は角質の剥離、育成周期を整える美容理論を採用しており、ただ古い角質をふきとるだけでなく、健康的な角質層を育むことができる処方となっています」(加藤氏)と強調した。

なお、ナリス化粧品がふきとり化粧水を初めて発売したのは1937年と歴史が長く、この間、技術改良を重ね、さまざまなふきとり化粧水を商品化している。同社は、ふきとり化粧水のパイオニアであり、5年連続国内ふきとり化粧水売上シェアナンバー1という実績を持つ(15年4月~19年3月、TPCマーケティングリサーチ調べ)。さらに、「ネイチャーコンク」シリーズは、コロナ禍にあった20年4月~11月の売り上げが前年対比で109%伸長と、確実に成長している。