マツモトキヨシホールディングス(HD)は、ナリス化粧品と共同開発したエイジングスキンケアに特化したPB(プライベートブランド)「RETINOTIME(レチノタイム」を「THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)」として全面リニューアルした。これに際し、9月3日にオンラインで発表会を開催した。

「レチノタイム」は2006年に誕生し、その後、10年、15年にリニューアルし、今回が3度目のリニューアルとなる。ただ、今回のリニューアルが過去2回と大きく異なるのはブランド名を「ザ・レチノタイム」と変更した点だ。この背景についてマツモトキヨシHD営業企画部商品企画室商品開発課・化粧品開発担当薬剤師の和田邦美氏は次のように説明する。

「ラインアップの多くが『医薬部外品』に刷新され、より本格的なエイジングケアブランドとして生まれ変わったことを示すため、ブランド名を変更しました。また『ザ・レチノタイム』というブランド名には、数多くある化粧品の中から『たった一つの私の化粧品にしてほしい』という思いを込めています」

コンセプトも「多角的にシワ改善 うるおいのその先へ、ハリ・ツヤまとう。」と刷新し、「ザ・レチノタイム」のあらゆる商品でシワ改善を多角的にアプローチすることができ、ハリ・ツヤもかなえられるブランドであることを訴求していく。また、リニューアルにより「ザ・レチノタイム」は、三つの“日本初”を実現させた。

一つ目は、リニューアル第1弾商品として6月1日に発売した「リンクルデイミルク UV」(医薬部外品・SPF50+・PA++++・30ミリリットル・2700円)が、シワ改善効能の医薬部外品において、日本で初めて、そして日本で唯一日やけ止め機能を有したシワ改善UV乳液であること。同商品は、発売1カ月で既存品と比べ前年同月比22倍の売り上げを達成しており、「ザ・レチノタイム」は好調なスタートを切っている。マツモトキヨシは、LINEの友だちや自社アプリ会員など7200万を超える顧客接点があり、多くのお客にPRを実施。これが奏功し、コロナ禍の中、自社オンラインストアだけでなく、店舗でも売り上げが拡大した。

ザ・レチノタイム リンクルデイミルク UV

二つ目は、9月1日に発売した「リンクルローション」(医薬部外品・全2種・160ミリリットル・各3700円、つめかえ用150ミリリットル・各3100円)が、シワ改善効能の医薬部外品において日本初、日本で唯一ふきとり機能を有したシワ改善化粧水であること。同商品は、ふきとり化粧水の国内販売シェア5年連続No.1(TPCマーケティングリサーチ調べ)のナリス化粧品の技術力を最大限に生かした商品だ。なお、ナリス化粧品とPBを立ち上げた経緯について和田氏は、「ナリス化粧品は、角質ケアの研究を80年以上取り組んでいます。化粧品メーカーとして長い歴史を持ち、そうした点に信頼感と魅力を感じ、共同開発に至りました」と語る。

ザ・レチノタイム リンクルローション モイスト

三つ目は、「ザ・レチノタイム」は、シワ改善効能の医薬部外品を展開するブランド・シリーズにおいて最大となる5アイテム(化粧水・乳液・UV乳液・美容液・クリーム)をそろえた日本初のブランドとなったことだ。マツモトキヨシHD執行役員営業統括本部営業企画部長の松田崇氏は、「『ザ・レチノタイム』は、シワ改善訴求の商品ラインアップを豊富にそろえることで、シワ改善を多角的にアプローチできるエイジングケアブランドに進化しました。当社PB戦略の中でも代表的なブランドになるでしょう」と強調する。

また松田氏は、「当社は1990年代からPB商品を展開しています。品質訴求はもちろん、情緒的な訴求も大切にし、今後もお客さまに感動を与えられるPB商品づくりに注力していきます」と述べており、マツモトキヨシHDは「ザ・レチノタイム」に限らず、積極的にPB商品を打ち出していく考えだ。