「推し活」は、もはや特別な行動ではなくなった。美容プラットフォーム「LIPS」を運営するAppBrewでは、ライブやイベントに向けた「現場メイク」、特定の趣味や世界観を共有する「界隈消費」など、推し活と美容を結び付ける投稿の広がりを捉えている。購買のきっかけは、人物だけでなく、コミュニティーや世界観へと広がっている。企業発信よりも、ファン同士の共感や共有が商品選びを左右する中、化粧品ブランドは何を見据えるべきなのか。LIPS編集部の小林千恵美氏と灘波優子氏に話を聞いた。

界隈の熱量が生む新しい美容消費

――推し活が一般化したのはいつ頃からだと見ていますか。

灘波 コロナ禍が一つの転機だったと思います。特に「Nizi Project」などのアイドル育成サバイバル番組が注目を集め、アイドルを応援する文化がより身近なものになりました。以前はファン活動という位置付けでしたが、「推しを応援する」という行為がよりオープンになり、一般化していった印象があります。

LIPS編集部の灘波優子氏

小林 美容トレンドを定点観測する中でも、Kポップアイドルのメイクをまねる投稿や、「○○さん風メイク」といったコンテンツが急増しました。LIPS内でも推し活関連のクチコミ投稿数は2020年から増加しており、美容と推し活の親和性の高さを実感しています。

LIPS編集部の小林千恵美氏

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン