MTGは、トータルウェルネスブランド「SIXPAD(シックスパッド)」の女性向けライン「SIXPAD For Women(シックスパッド フォー ウィメン)」でフェムケア領域の拡張を進めている。5月25日に骨盤底筋をサポートする下着「骨盤底筋ショーツ」(全5サイズ・各4色・各4950円)、6月3日には腹部とヒップを同時にトレーニングできるボトムス「Core Hip(コアヒップ)」(全4サイズ・全1色・5万8300円)を投入。40~50代女性を中心とした体型変化やセルフケア需要に対応する。

MTG上席執行役員WELLNESS事業本部の石谷桂子本部長
同ラインが注目するのは、40代後半から50歳前後にかけて生じる心身の変化だ。MTG上席執行役員WELLNESS事業本部の石谷桂子本部長は、この時期を「個人の問題ではなく、多くの人に共通する構造的な局面」と位置付ける。さらに、更年期に伴う経済損失が1.9兆円(経済産業省調べ)にのぼる現状を踏まえ、「働き盛りの女性のコンディション維持は社会的にも重要なテーマ」と強調する。

「骨盤底筋ショーツ」(全5サイズ・各4色・各4950円)
こうした背景のもと、骨盤底筋へのアプローチに着目。体幹の安定や排尿機能、体型維持といった観点でのセルフケアニーズに対応する2商品を展開する。骨盤底筋ショーツは、高伸縮のパワーネットが下部から骨盤底筋周辺を支え、ヒップラインに沿ったサポート生地により骨盤の位置を安定させる設計とした。
- 「コアヒップ」(全4サイズ・全1色・5万8300円)
コアヒップはEMSで腹部とヒップの筋肉に同時にアプローチする。石谷本部長は「ぽっこりお腹とヒップラインという女性の二大ニーズに応える」とし、見た目の変化に加えインナーマッスルへのアプローチを重視する。電極は腹部と臀部(でんぶ)を広範囲に覆う縦長形状を採用し、既存品より厚みを持たせることで刺激の到達性を高めた。さらに骨盤底筋付近には伸縮しにくい生地を用い、装着時のズレを抑えながら狙った部位への効率的な刺激を図る。
幅広い層へ発信
同ラインは「更年期世代向け」と対象を限定せず、20代を含む幅広い層へ広がりを見せる。石谷本部長は「女性特有の悩みを持つ人が対象であり、将来に備えたい層も含まれる」とし、フェムケアを年代ではなくライフステージ全体に寄り添うテーマとして位置付ける。
今後は、ユニ・チャームとのコラボレーションを皮切りに、商品展開に加えてコミュニティ形成も視野に入れる。EMS機器を「女性の悩みに対する選択肢の一つ」として浸透させる考えだ。
シックスパッドについては「健康で生き生きとした人生を届けることをミッションに掲げてきた」とする。2015年のブランド立ち上げ当初は筋肉トレーニング領域から出発し、現在はリカバリーウェアなどコンディショニング領域へと拡張。研究機関との連携によるエビデンス構築を進める中で、近年は医療・リハビリ分野からの関心も高まっている。


























