MTGは、EMSを核としたトータルウェルネスブランド「SIXPAD」から新たに誕生したフェムテックカテゴリ「SIXPAD for Women」を発表し、2025年9月17日にローンチイベントを開催した。アンバサダーにRIKACO氏を迎え、専門家による講演やパネルディスカッションを通じて、フェムケアの重要性とブランドが提唱する「Beautifem life.(ビューティフェムライフ)」を発信した。

イベントでは、SIXPAD本部 上席執行役員の石谷桂子氏が、ブランド誕生から10年の歩みを振り返りながら新たにフェムテック分野へ挑む意義を強調。ホームユースのEMS機器で培った技術とエビデンスを基盤に、女性特有の健康課題に寄り添い、身体と心のケアを支援する姿勢を示した。

また、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏は、女性活躍推進や健康経営の観点からフェムケアの社会的意義を解説。労働人口に占める女性比率の上昇に伴い、企業にとって女性特有の健康課題への対応は経済損失を回避する上で重要性を増していると指摘した。

一方、日本大学医学部 泌尿器科学分野の髙橋悟教授は、女性の不調と骨盤底筋の関連に着目し、セルフチェックやセルフケアの方法を紹介。鍛える・温める・正しい位置で保持することの重要性を示し、自分に合ったケアを選ぶことが鍵になると強調した。

イベントの最後には新商品の紹介が行われ、10月15日発売予定の骨盤底筋ケアをサポートする「SIXPAD 骨盤底筋ケアガードル」(1万1000円)他、「同 骨盤底筋ケアショーツ」「同 Perine Fit」が披露された。「続けられない」「分かっていても始められない」といった女性たちの声に応えるべく、〝はくだけ〟でケアを可能にする安心感を提供。女性開発者の視点を生かし、身体と心に寄り添う製品づくりを進めた商品だ。

月刊『国際商業』2025年11月号掲載