資生堂は4月1日、入社式を資生堂グローバルイノベーションセンターで行い、資生堂および資生堂ジャパン、国内グループ会社に計211人が入社した。式では藤原憲太郎社長 CEOが新入社員に向けてメッセージを送り、多様性を原動力とした価値創出と、変化を恐れない挑戦の重要性を強調した。

新入社員にメッセージを送る藤原憲太郎社長 CEO

多様性を価値創造の源泉に

藤原CEOは、地政学的な緊張や分断が続く一方、AIなどのテクノロジーが社会や働き方を大きく変えている現状に言及し、企業の存在価値がこれまで以上に問われていると指摘。そのうえで、「企業使命『BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)』のもと、多様な価値観や文化を生かした新しい価値創出に取り組んでいる」と述べた。新入社員に対しては、「皆さん一人ひとりの存在こそ多様性そのもの」とし、違いを恐れずに「今、何が求められているのか」「自分には何ができるのか」を問い続ける姿勢を求めた。

 「変わらないために変わり続ける」

また、同社が掲げる2030年ビジョン「ひととの繋がりの中で新しい美を探求・創造・共有し、一人ひとりの人生を豊かにする」に触れ、「150年以上にわたり培ってきた価値を未来につなぐためには、自ら変化を生み出し続ける姿勢が不可欠」だと強調。「社会人経験がないことは弱みではなく、先入観にとらわれない視点こそが新たな価値創造の出発点になる」と語り、日々の業務の中での気づきや違和感を大切にするよう促した。

 仲間とともに挑戦を

新たな環境における不安にも触れつつ、「皆さんは決して一人ではない」と述べ、世界中から集まった仲間の存在が同社の強みであると説明。「悩んだ際には相談し、成功は分かち合うなど、仲間とともに挑戦を重ねてほしい」と呼びかけた。

最後に「遠回りや失敗も必ず糧になる」とし、新入社員に対して、自分らしい歩みを積み重ねることへの期待を示した。