高機能化の花王とコスパ重視のクラシエ
2025年のセルフスキンケア市場は、化粧水、乳液、栄養クリーム、美容液、フェイスマスク、日焼け止め、洗顔料、クレンジングの8カテゴリーすべてが前年を上回り、堅調に推移した。だが、その成長の中身は一様ではない。生活者の成分リテラシーが一段と高まり、「何が入っているか」「いくらでどの程度の実感が得られるか」を自ら判断する動きが広がった。こうした変化を背景に、勝ち筋は単なる高機能化ではなく、①高機能プレミアム、②医薬部外品を核にしたコスパ、③トレンド成分拡散――の三つに分岐しつつある。25年は、その構図が鮮明になった一年だった。
高機能プレミアム競争で存在感を強めたのが花王である。化粧水、乳液、美容液、栄養クリーム、洗顔料の5カテゴリーにおいて売上高が2桁伸長。市場成長率を上回るペースでシェアを伸ばした。マス市場におけるプレミアム化が進む中、機能価値を明確に打ち出す戦略が奏功している。
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