花王は、乾燥性敏感肌を考えた「Curél(キュレル)」から美容液「キュレル 潤浸保湿 泡美容液」と炭酸泡の洗顔料「キュレル 潤浸保湿 泡ジェル洗顔料」を2025年9月6日に発売する。今回発売する2品は、キュレルのセラミドケアと炭酸ガス(噴射剤)の応用研究を融合。くすみ悩みにアプローチする、キュレルならではの乾燥性敏感肌を感じている生活者に向けた新たな提案を進めていく考えだ。

「キュレル 潤浸保湿 泡美容液」は、高吸着セラミドケア技術を採用し、セラミド機能成分(保湿)と炭酸を含む濃密泡の美容液が肌の角層深くまですばやく浸透し保水。また、乾燥によってキメの乱れた肌の奥(角層)まで浸透しうるおいを与え、くすみが晴れたような明るいなめらかな肌に導く。

「キュレル 潤浸保湿 泡ジェル洗顔料」は、「肌にごりくすみ除去処方」を採用。炭酸泡がくすみの原因となる皮脂などの汚れに浸透し、ゆるめる。なじませることで、泡がジェル状に変化し、肌に負担なく汚れを浮かせて落とす。また、化粧水成分100%の洗顔料で、洗うたびうるおって透明感のある肌印象へ導く。

発売に先立ち、6月23日に東京・日比谷において新製品発表会を開催した。冒頭登壇した花王化粧品事業部門マステージブランドビジネスグループの松倉申之介「Curél」ブランドマネジャーがブランドの歴史や概要、敏感肌市場の概況、ブランド戦略などについて説明した。

松倉ブランドマネジャーは、「今後『キュレル』は、30年に売り上げは現状の1.3倍、海外比率を現在の3割から5割を目指し育成していく」と意欲を示した。

その後、2品に採用している技術と製品開発における技術的な革新について、花王研究開発部門スキンケア研究所第1室の鈴木篤人研究員、同第4室の松田渉研究員が説明した。

花王は、「グローバル・シャープトップ」事業構築に向けて、「キュレル」を化粧品事業のグローバルでの成長を目指す6ブランドの一つに位置づけており、戦略的な投資を行い引き続き注力。現在、国内の敏感肌化粧品市場売り上げNo.1ブランドとして市場をけん引するとともに、中国現地で商品開発から生産まで行う現地生産事業を展開するなど、グローバル成長に向けた取り組みを推進している。

また、25年より本格的に欧州への展開を強化。現在、アジア、欧州など12の国と地域で展開している。今回発売する2品も、日本で発売したのち、乾燥性敏感肌の人が抱える“くすみ悩み”の多い欧州を中心に海外展開も予定。「キュレル」では、グローバル視点で、異なる環境や習慣により生じるさまざまな肌悩みに応える商品を通じ、今後も乾燥性敏感肌の悩みに寄り添い続け、グローバルでブランドの存在感を高めていく。