100年ブランドへ攻めの戦略を打つ

乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド「キュレル」(花王)が驚きの一手を打った。2023年10月に衣料用柔軟剤を発売したのだ。衣類のチクチクする不快感が気になり、好きな洋服が着られない肌悩みに着目。花王の十八番である界面活性剤の技術を生かしつつ、皮膚科医と協力しながら、なめらかで肌触りのやさしい仕上がりになる柔軟剤を開発した。花王化粧品事業部門マステージビジネスグループの松倉申之介キュレルブランドマネジャーは次のように説明する。

「キュレルは乾燥性敏感肌に悩む方々に、あらゆる側面からお役立ちすることが役割です。だから、スキンケアにとどまらず、カテゴリー拡張に挑戦していく。その一環として、改めて生活者を丸ごと調査した時に、衣類のトラブルに悩んでいることが判明。敏感肌市場をけん引するトップブランドとして、チャレンジするべきだと考えました」

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