サンスターは、2025年7月16日、サンスターMouth&BodyメディアセミナーVol.4「一生の健康に関わる“おくちのゴールデンエイジ” 0~6歳の口腔ケアの重要性と最新の正しいケアとは?」を東京・虎ノ門グローバルスクエア コンファレンスにて開催した。
同セミナーは3部制となっており、第1部では「“おくちのゴールデンエイジ”における口腔ケアの重要性と正しいケア」についてサンスターグループ サンスター財団 歯科衛生士の平塚江玲奈氏が説明。
“おくちのゴールデンエイジ”とは、サンスターが定義づけた、食生活や将来の健康にも大きく関わる、口内の健康を守るために最も重要な時期である0~6歳の時期のこと。25年6月にサンスターが0~6歳の子を持つ男女1000人を対象に独自調査を行ったところ、「乳歯が虫歯になることで、歯やお口の問題だけではなく、将来の身体の健康にも影響が出る可能性があることをご存知ですか?」という質問に対し、61.4%が「知らなかった」と回答したことなどを踏まえ、乳歯列期に適切な口腔ケアをすることが重要であると伝えた。
第2部では「健康に良く育ってほしい」という親と社会の真剣でやさしい思いを込めたブランド「SODATECO(ソダテコ)」の新製品を、サンスターグループ オーラルケアマーケティング部 柴田泰弘SODATECOブランドマネージャーが紹介した。ソダテコは通販限定で「おくちキレイシート」と「やさいではぐくむスムージー」を販売中だが、今回新たに「こどもハブラシ」(3-5才用・6-12才用・仕上げみがき用・275円)、「仕上げみがきジェル」(858円)、「こどもハミガキ」(いちご・ぶどう・ソフトミント・275円)の7品目を25年9月24日から発売する。
コミュニケーション施策では、①保育園・幼稚園に歯みがきの啓発と試供品の提供②ベネッセコーポレーション「しまじろう」とのコラボ③現役保育士・育児アドバイザーてぃ先生とのコラボ――の三つを行う。
柴田ブランドマネージャーは、「売り場については、子どものオーラルケアの売り場が広がりにくい現状を鑑みて、ベビー用品売り場などにも置いていただくことを考えています。親御さんにサンスターやソダテコを早くから認知してもらい、単に虫歯を防ぐだけでなく身体の健康に目を向けてもらいたいです」と説明した。売り上げ目標には、12月までに子どものオーラルケア市場で約10%のシェアをとること、前年比120%まで伸長することを挙げた。
第3部ではソダテコのアンバサダーに就任したてぃ先生と平塚氏によるトークセッション、「教えて!てぃ先生、歯科衛生士さん!ゴールデンエイジ期のおくち育について」が行われた。例えば「子どもが仕上げみがきを嫌がらないで磨かせてくれる方法は?」という質問には、「完璧な仕上がりを目指しすぎず、親子のコミュニケーションの時間だと捉えてみては」(てぃ先生)、「はまっているものを取り入れる。恐竜ならティラノサウルスのお口にしてねといった声かけをするなど。歯ブラシが当たると痛い上唇小帯は指で押さえると良いです」と、保育士と歯科衛生士それぞれの視点で質問に回答した。