サンスターは、歯周病予防ブランド「G・U・M (ガム)」から、歯周病の進行に伴い生じるハグキと歯の悩みに向けた「ガム・ラボ」シリーズを開発し、「ガム・ハグキラボ デンタルペースト」(全2種・85グラム・935円)「ガム・知覚過敏ラボ デンタルペースト」(全2種、90グラム・935円)を9月13日より全国で発売する。

発売に先駆け、8月1日には新製品発表会を開催。2部構成で行われ、第1部では、愛知学院大学歯学部附属病院の三谷章雄病院長とサンスター研究開発統括部オーラルケアイノベーション研究開発部の末川裕研究員から歯周病の進行とハグキ下がりのメカニズム、歯周病に関する最新情報についての講演会が行われた。

第2部ではサンスターグループの仮屋光広オーラルケアマーケティング部部長兼GUMブランドマネージャーが新製品の詳細を紹介。続いてフリーアナウンサーの中野美奈子を招いてトークセッションが行われた。

仮屋GUMブランドマネージャーは、「歯周病はサイレントキラー。日本において、さまざまな疾病を引き起こす歯周病のり患者は70%、一方で歯周病を自覚している人は、わずか30%しかいません。この40%のギャップを埋めて、人生100年時代、QOLの向上のためにも歯周病予防を通じて、人々の健康を口から支えていきたい。すべての人々のハグキと歯の健康寿命を延伸し、歯周病の悩みのない世界を実現したい」と説明した。

歯周病は、①歯周病菌の増殖 ②ハグキの炎症 ③ハグキ組織分解の三つの要因で進行すると言われている。ハグキラボペーストは、歯周病菌を殺菌し増殖まで抑える、ハグキの炎症を抑制、ハグキ分解物質の働きを抑えるという歯周病の三つの要因全てにアプローチできるコンプリート処方で歯周病を防ぐ。

歯周病菌によりハグキの炎症が起こると、ハグキ分解物質が分泌され、そのハグキ分解物質がハグキ組織を分解することでハグキ下がりにつながる。新発売する「ガム・ハグキラボ デンタルペースト」は、従来の歯周病菌の殺菌やハグキの炎症を抑えることに加え、ハグキ分解物質の働きを抑えるために「β-GR」を高濃度で配合し、ハグキ下がりや腫れなどを伴う歯周病を防ぐ。

仮屋GUMブランドマネージャーは、「ハグキ下がりを引き起こす真の原因を正しく伝えて、ハグキ悩みに対する効果的な対処法があることを生活者にしっかりと認識していただき、是非、『ガム・ハグキラボ デンタルペースト』を手に取っていただきたい」と熱く語った。

ハグキが下がり、歯の根元が露出すると、象牙細管を通じて刺激が神経に伝わることで歯がしみる痛みが生じる。「ガム・知覚過敏ラボ デンタルペースト」では、歯周病を防ぐ効果に加えて、歯がしみて痛みを感じる原因である神経を鈍麻させる成分と、刺激が通る穴である象牙細管を直接封鎖する成分をダブルで配合し、「知覚過敏」でしみる痛みを防ぐ。

トークセッションでは、日頃から口腔ケアに気をつけている中野が最近の悩みを語った。「最近はマスクをしなくてもいい場所が増えてきて、そういったところに出た時に鏡をパッと見て『自分の歯が伸びてきた』という印象があった」。続けて、「歯は体の中でも1番大事な部分だと思っている。なるべく自分の歯で年齢を重ねても、ずっと長く過ごしたいと思っています」を自身の抱負を語った。

月刊『国際商業』2023年10月号掲載