有効成分CPCの特徴を企業広告で訴求

「オーラルケアの意識を定着させたい」。サンスターグループの仮屋光広オーラルケアマーケティング部長がそう強調するのは、主力ブランド「G・U・M(ガム)」の訴求強化に本腰を入れたいからだ。衛生用品のような需要増はなかったオーラルケア市場だが、一部の商品は人気に火がついた。その一つは「ガム・お口/のど殺菌スプレー」。長時間の殺菌効果がうたえる有効成分「CPC」を配合していることが人気の秘密で、3月以降の売り上げは前年の2倍以上で推移。新型コロナの影響で、明らかに生活者のオーラルケア意識は高まっている。サンスターは、全身の健康と密接な関係があるオーラルケア習慣の浸透に力を入れ、「G・U・M」ブランドの存在価値を高めようとしている。

サンスターにとって2020年は勝負の年である。新年早々の1月2日、事業メッセージ「100年mouth 100年health」を大々的に発信。口腔の健康を起点に、人生100年時代を生きる現代人の全身の健康を支える企業を目指すもので、従来のオーラルケアの概念にとらわれず、オーラルヘルス発想で新しい価値提案を行うとしている。その主役は、ブランド誕生30周年を迎えたG・U・Mで、3月に新シリーズ「ウェルプラス」を発売した。仮屋部長は次のように説明する。

2020年3月に発売した「G・U・Mウェルプラス」シリーズ商品もデンタルリンスを中心に積極展開する

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