国内外に広がるメラノCCの人気
ロート製薬は、訪日客の多様化を追い風に、インバウンド実績を高めている。同社は1988年の米国メンソレータム買収を機に、グローバル展開を本格化。現在は110カ国以上に製品を展開し、主要市場では現地主導の商品開発やプロモーションを行っている。化粧品ブランドも同様で、多様な国・地域で認知を獲得。その結果、アジア、欧米の訪日客が商品に手を伸ばし、2025年3月期のインバウンド売上高は、コロナ前に比べて1.9倍になっている。
「私たちは、豊富な研究知見を生かし、各国・地域の生活者が欲する商品を現地でつくり、提供しています。同じブランドであっても国・地域によって商品構成が異なるのですが、ニーズに適した商品は売れ行きが良く、アジアや欧州など多様な市場でブランドの認知や信頼を得ています。現地化の徹底で得たブランド認知がインバウンド売り上げの増加を下支えしています」と国際事業推進部1グループの辻佳代子マネージャーは強調する。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。
- 1
- 2