東洋新薬は、「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」を機能性関与成分とし、「便通を改善する」旨の表示で機能性表示食品「ターミナリアベリリカタブレットB」を届出し、2025年6月11日付で公開された。

「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」を機能性関与成分とする機能性表示食品として、これまで「食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑えて、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする」旨、「尿酸値が高めの方の食後の尿酸値の上昇を抑える」や、「肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける」旨の表示で届出実績がある。

このたび、新たなヒト試験データを基にシステマティックレビュー(SR)を作成し、「便通を改善する」旨の表示で届出をした。単一の成分で、食事に含まれる「脂肪・糖・プリン体」のトリプルカット(三つの吸収抑制を作用機序とする)訴求に加えて、新たに便通改善訴求をうたうことが可能となった。

届出の内容は以下の通り。
商品名:ターミナリアベリリカタブレットB
届出番号:J1506
1日摂取目安量あたりの機能性関与成分含有量:
[機能性関与成分名]ターミナリアベリリカ由来没食子酸
[含有量]20.8ミリグラム/日
機能性表示:「本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、便通を改善する機能が報告されています」

なお、同届出は、ターミナリアベリリカ由来没食子酸のみを機能性関与成分とする機能性表示食品において、便通改善訴求の届出としては日本初となる(東洋新薬調べ、25年6月11日時点)。

ターミナリアベリリカ由来没食子酸は、インドや東南アジアなどの熱帯地域に生息するシクンシ科の広葉樹であるターミナリアベリリカ(Terminalia bellirica)の果実を熱水抽出して得られる東洋新薬の独自素材「ターミナリアベリリカ」の特徴成分だ。ターミナリアベリリカの果実はポリフェノールを多く含み、インドの伝統療法であるアーユルヴェーダにおいて、古くから糖尿病改善や肝臓保護、また慢性的な便秘や消化不良などに使われてきた。

東洋新薬は「ターミナリアベリリカ」の機能性について研究を重ねており、これまでに食後中性脂肪上昇抑制作用をはじめ、食後血糖値上昇抑制作用、食後尿酸値上昇抑制作用、腹部脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)・BMI低減作用などを確認している。

同社は、今後も素材の新たな可能性を見出し、健康食品・化粧品のODEM(ODM&OEM)メーカーとして付加価値の高い商品を提供していくことにより、一人でも多くの人の「健康」と「美」に貢献していく考えだ。