化粧品やサプリメントなどに使われるカンナビジオール(CBD)が硬軟両面で注目されている。大麻由来の同成分はイメージや品質面が積年の課題。2024年12月に「改正大麻取締法」などが施行され、有害成分テトラヒドロカンナビノール(THC)の含有量がルール化された。規格外の製品は「麻薬」となる可能性があり、品質を担保せねば事件となる。リスクの高さから問題企業の排除が進むと期待されているのに、金銭をめぐるスキャンダルの報道や国会での天下り問題の指摘など、依然としてネガティブな話題にこと欠かない状況が続いている。
25年3月5日発売の週刊文春は東京大学に設置されたCBDに関する寄付講座をめぐり、同大学の教授らが高額の接待を受けていたことを報じた。接待した側が文春に本件を告発するという構図で明るみになる展開。総額は1500万円以上という金額で風俗なども含まれるという。国立大学の教授はみなし公務員という位置付けで、違法な収賄の可能性が指摘されている。
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