モノからコトへ。国内ペット市場は犬猫の飼育頭数の伸び悩みで成長が鈍化。それを打開する術として、フード、用品など従来のモノ中心の訴求から、野球観戦や旅行などペットとの体験に価値を置いた提案が増えている。人間と同じようなコト消費はペット市場拡大の起爆剤になるであろうか。

コト消費の流れを先取りしたのが、ユニ・チャームが2022年4月に始めた「GO WITH わんこプロジェクト」だ。吸収ケアアイテム「マナーウェア」をはかせることで、ペットと飼い主が一緒に出掛けられる場所や時間を増やす取り組みで、活動の幅が広がっている。例えば、ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下ファイターズ)とのパートナーシップでは、同社の運営する「エスコンフィールド北海道」はペット同伴で野球観戦ができる「DOG SUITE(ドッグスイート)」を設置。同施設の周りには、ドッグランやペット同伴宿泊施設を備えたスタジアム型の共体験空間もあり、ファイターズにとって、ペットのコト消費は新たな顧客層との接点になっている。

ペットと一緒に楽しめる体験に目が向き始めた

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