ビューティガレージの2025年4月期第3四半期業績は、売上高は前年同期比12.9%増の244億5600万円、営業利益13.2%減の10億1500万円、経常利益13.6%減の10億1900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益17.2%減の6億4100万円と増収減益だった。売り上げは展開する物販事業、店舗設計事業、その他周辺ソリューション事業の各事業とも前年同期を上回り増収となったことで2桁増となった。一方利益面では、千葉県柏市に新設する第三DCに関する設備投資費等の影響で各段階とも減益となった。
事業別の業績を見ると、物販事業は売上高13.4%増の203億7500万円、セグメント利益は19.3%減の8億5000万円の増収減益。売り上げは化粧品・材料が牽引し、高成⾧を維持した一方で、利益は更なる円安の進行による粗利率の悪化、注文件数増に伴う人材派遣費用の増加により大幅な減益だった。
店舗設計事業の売上高は1.7%増の23億1400万円、セグメント利益37.2%増の1億2100万円と増収大幅増益。美容サロンの案件数を伸ばせたとともに、クリニック、ショップにて大型案件を獲得できたことで売り上げ、利益とも伸長した。
その他周辺ソリューション事業は、各サービスが堅調に推移したことで売上高は24.9%増の17億6600万円、セグメント利益28.7%増の2億3000万円と大幅増収増益となった。
25年4月期通期業績は、売上高13.9%増の339億8700万円、営業利益6.8%増の18億1600万円、経常利益5.6%増の18億1500万円、親会社株主に帰属する当期純利益11.6%増の12億1000万円と前回公表数値を据え置いた。利益面は、物販事業において前年第4四半期のサロン審査厳格の影響の反動、店舗設計事業における美容サロンの開業が多い繁忙期となることや高単価案件の多いクリニック案件の増加、その他周辺ソリューション事業の伸びにより増益に転じる見通し。