ミルボンの2023年12月期第1四半期業績は、売上高7.3%増の103億4000万円、営業利益20.1%減の11億9500万円、経常利益28.6%減の11億6700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益24.4%減の8億8200万円と増収減益となった。売り上げは、ヘアケア用剤において、プレミアムブランドの「オージュア」「グローバルミルボン」が順調に推移し2桁成長を達成したこと、染毛剤において昨年発売した「エノグ」が引き続き堅調に推移し、海外において、韓国の売り上げが好調に推移したことで増収。利益面においては、原材料価格の高騰などによる売上総利益率の低下、行動制限の緩和により営業活動が活発化したことによる販売促進費、旅費交通費などの増加が圧迫要因となった。
品目別売り上げは、ヘアケア用剤が11.9%増の59億6900万円、染毛剤が3.2%増の39億2200万円、パーマネントウェーブ用剤が4.4%減の3億100万円、化粧品が7.7%減の1億2600万円となった。
地域別売り上げは、国内が5.7%増の76億5900万円、海外が12.4%増の26億8100万円だった。
24年12月期通期業績は、売上高8.8%増の492億円、営業利益9.9%増の83億円、経常利益5.4%増の82億5000万円、当期純利益4.0%増の58億円と期初予想を据え置いた。