理美容機器のオンライン販売を主力に展開するビューティガレージは6月11日、ヘア、エステ、ネイルなどのサロンの海外展開のサポートを目的に、「海外進出セミナー」を東京・渋谷において開催した。
セミナーの冒頭、挨拶に立ったビューティガレージの野村秀輝CEOは、「海外展開を目指すサロンのサポートは念願のサービス。海外展開にはいろいろなハードルはあるがポテンシャルは非常に高い。今回のセミナーが皆さんが足を踏み出すきっかけになればいい」と期待を語った。
セミナーは3部構成で実施。第一部では同社海外事業アドバイザーの山中真次氏が「各国の美容業界の現状レクチャー」のテーマで、ASEANおよび台湾におけるビューティを取り巻く環境や、各国・地域における日本企業を含む海外の企業やローカル企業のヘアサロン・ビューティサロンの展開状況などについて説明した。
第2部では、山中氏がモデレーターとなり、マレーシアで76 STYLEを展開する石橋正樹氏、シンガポールでFacia Ginza Singaporeを展開する大曽根貴子氏、インドネシアでHAIR LOUNGE Ryoji Sakateを運営する坂手遼治氏、台湾でLIM Hairを運営する東出一樹氏といった海外で活躍中のサロン経営者によるパネルディスカッションを行った。人材確保、スタッフ育成、ビザ発給、言語面以外でのコミュニケーションなど進出に当たって苦労したことや、壁を克服するために取り組んだことを披露。現地で創意工夫してサロンを運営している第一人者の生の声に、聴講者は前のめりに聞き入っていた。また、質疑応答では海外進出するにあたっての不安、気を付けなければならないこと、言語面での対応など、様々な質問が飛び、それに対してパネラーが真剣に回答していた。
第3部では、ビューティガレージによる「海外進出支援メニュー」の概要について説明があった。
ビューティガレージでは、グループ力を生かし、今後も海外進出を目指すサロンのサポートを強化していく考えだ。