ちふれホールディングス(HD)は8月9日10時から1時間、マンダリンオリエンタル東京ボールルーム(東京都・中央区)において、新百貨店向けカウンセリングブランド「HIKARIMIRAI(ヒカリミライ)」の発表会を開いた。発売元は、グループ会社の光未来。両社とも、社長は片岡方和氏である。

17年に創業70周年を迎えたちふれHDは、10年間でグループ売上高が約1・6倍に増加(17年度は187億円)。その牽引役は18年、発売50周年を迎えた中核セルフブランド「ちふれ」である。「HIKARIMIRAI」の販売計画は18年度が10億円、2021年度が30億円、23年度で40億円。戦略は国内優先で、海外展開は未定。新ブランドの焦点は「ちふれ」に続く経営の柱に育つかどうかだが、片岡社長は次のように話す。

「2年半前、社長である私がトップに立ち、新ブランドプロジェクトを立ち上げ、試行錯誤を続けてきた。ちふれグループから、今までどこにもなかった新しい価値を提供する。強い思いを込めて発売する」

新ブランド名は「光り輝く未来」「明日は今日よりも輝く」という思いを込めたもの。ブランドコンセプトは「私の肌は、好きな自分を、未来へつなぐ」で、変化を恐れず自らを大切にする大人女性を対象に、スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクと提案するトータルブランド。具体的なターゲットは、仕事や子育てに追われる40歳のミドルエイジ。

ブランドカラーは「Freely Blue(自在な青)」。商品では「光・自在美」をテーマに、透明感としなやかな輝きの続く肌を目指すという。

スキンケアのコンセプトは「スキンケアに光とともに生きる知恵を」で、5品目8SKU(2800~6300円)。一方、メイクアップのコンセプトは「メイクアップに光を味方に高め合う工夫を」で、ベースメイクは4品目15SKU(3800~4500円)、ポイントメイクは4品目17SKU(2800~4000円)。なお、ちふれHD&光未来の佐藤善昭常務取締役営業本部長は「来年のラインアップ拡大も予定している」と説明する。

初代ブランドミューズには、藤原紀香を起用。プロモーションは8月9日10時からブランドサイトでティザー広告からスタートする。