「美しい知恵 人へ、地球へ」。2018年、コーセーの企業メッセージを表すプロジェクト「SAVE the BLUE」は10年目を迎えたが、その成果がこれほど広く、深くなるとは、誰も予想できなかったのではあるまいか。

「SAVE the BLUE」は『雪肌精』の売上げの一部を沖縄のサンゴ育成活動などに寄付する仕組み。過去9年間の累計植え付け本数は1万4440本に達し、25メートル公認プールの約23.3倍に相当する。プロジェクトを通じて、海水温が上昇しても死滅につながる白化を起こさない耐性サンゴも誕生。これは「奇跡の事例」として、日本のみならず世界から耳目を集めた。「SAVE the BLUE」の自然保全活動としての価値は深みを増している。

沖縄ではサンゴを切り出し建築資材として活用していた。潮が引くと、人間と自然の共生の歴史が見える

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