コロナの自粛期間中に、さまざまな業種で新しいビジネススタイルが生まれた。プロフェッショナルビューティのビジネスを製造・流通・販売（サービス）の工程で見ると、一番大きな影響を受けたのは流通ではなかったかと思われる。メーカーは在宅や時短勤務などで乗り切ったケースがほとんどだが、製造行為そのものが何かに置き換わったわけではないからだ。
だが、流通は、そもそも従来型の美容流通は、ルート営業での〝訪問〟が主たる業務なので、訪問し難い状況は、文字通り死活問題となる。実際、緊急事態宣言発令後、自粛期間中は、流通業者の間には、悲観論が強かった。とりわけ直接訪問を主業務としていた既存ディーラーは理美容室へ訪問できない間、ネット通販を利用するサロンが増えるのではないか、という危機感を各社が持ったようだ。
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