ユニ・チャームの2022年12月期第3四半期決算は、売上高が14.5%増の6545億4800万円と過去最高を更新、コア営業利益は原価や物流費などの高騰の影響で5.9%減の916億6200万円、税引前四半期利益は10.1%減の914億1600万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は524億7400万円となった。

地域別にみると、日本が売上高が3.6%増、コア営業利益が5.4%減の増収増益。フェミニンケアとペットケア、ウェルネスケアが好調を持続し、増収をけん引した。

海外は、売上高が20.9%増、コア営業利益が6.1%減の増収増益。アジア地区は増収減益。インドネシア、ベトナムが増収をけん引。第3四半期(7〜9月)は、中国のフェミニンケア回復やインドの黒字化で増益となった。その他の地域は米国が価格転嫁で好調に推移し、増収増益となった。

事業セグメント別では、パーソナルケアは、フェミニンケア、ウェルネスケアなどがけん引し、売上高13.7%増の5601億6500万円、コア営業利益8.1%減の792億1200万円となった。

ペットケアは北米が継続した価格転嫁で好調に推移。売上高18.7%増の887億6100万円、営業利益11.9%増の121億700万円だった。日本では、ペットトイレタリーで犬用ペットシートや猫用システムトイレなどが堅調に推移した結果、安定的な成長を実現した。

22年12月通期業績は、売上高8.6%増の8500億円、コア営業利益3.7%増の1270億円、税引前当期利益126億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は792億円を見込む。