ユニ・チャームは5月14日、2021年12月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.0%減の1820億1500万円、コア営業利益は3.5%増の313億5300万円、税引前四半期利益は22.6%増の342億2200万円、四半期利益は8.7%増の230億7800万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4.6%増の201億400万円と減収増益。コア営業利益と親会社の所有者に帰属する四半期利益は過去最高更新した。

地域別にみると、日本は売上高が1.2%減、コア営業利益が7.2%増と減収増益。前期の新型コロナウイルス感染症拡大による特需影響の反動で減収となったが、高収益率セグメントのミックス上昇で収益性改善となった。

一方海外は、売上高が0.8%減、コア営業利益が1.0%増の減収増益。アジアは、東南アジアが回復基調、インドでの供給面は回復途上と減収減益。その他地域は、ブラジルが好調を維持しつつも、北米の寒波とコンテナ不足が影響し減収増益となった。

21年12月通期業績は前回公表した数字を据え置いた。売上高が5.8%増の7700億円、コア営業利益が3.7%増の1190億円、税引前当期利益が22.1%増の1170億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が43.3%増の750億円を見込み、売上高、コア営業利益ともに過去最高を計画する。

月刊『国際商業』2021年07月号掲載