ユニ・チャームの2021年12月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比5.7%増の3769億6000万円、コア営業利益が11.7%増の617億8300万円、税引前四半期利益が65.6%増の647億5600万円、四半期利益が89.3%増の457億600万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が107.3%増の399億6300万円と増収増益。売上高および全利益項目で過去最高を更新した。

地域別にみると、日本は売上高が2.8%増、コア営業利益が9.1%増と増収増益。個人消費を中心に景気は依然として厳しい中、マスクなどの感染症対策商品やペット関連商品の需要が安定的に推移し、増収をけん引。高付加価値商品の需要を喚起するための新価値提案を継続的に実施し、市場シェアの拡大に努めた。また、高収益率セグメントのミックス上昇で収益性改善となった。

海外は、売上高が7.6%増、コア営業利益が14.6%増の減収増益。アジアは、主要参入国の中国が新型コロナウイルス感染症による景気悪化からの回復が続き好調、東南アジアやインドなどで回復基調継続で増収増益となった。その他地域は、ブラジルが好調を維持し、北米は大幅な業績改善をし増収増益となった。

21年12月通期業績は前回公表した数字を据え置いた。売上高が5.8%増の7700億円、コア営業利益が3.7%増の1190億円、税引前当期利益が22.1%増の1170億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が43.3%増の750億円を見込む。