資生堂ジャパンは、大阪府泉佐野市との包括的連携に関する協定を2025年2月5日に締結した。同協定は両者が相互に連携し、社会課題の解決に寄与する取り組みを創出し、地域社会の発展と市民サービスの更なる向上を図ることを目的に定めたものである。

資生堂は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を経営戦略の柱と位置づけ、多様な美の価値観の啓発や、ジェンダー平等のための教育支援などを積極的に実践している。

資生堂では、化粧のちからで介護予防をする「いきいき美容教室」、がん外見ケアセミナーや視覚障がい者向けの「ガイドメイクセミナー」、子育てママの時短ビューティーコースなど、さまざまな対象者や目的に応じてQOL(クオリティーオブライフ=生活の質)向上をサポートする「資生堂ライフクオリティー ビューティーセミナー」を積極的に展開し、誰もが自分らしくいきいきと過ごせる社会の実現を目指している。

一方、この度、同社と連携協定の締結に至った泉佐野市は、市民サービスの向上及び地域の活性化を図ることを目的に、緊密な相互連携と協働による活動を推進する枠組みとして包括連携協定を設けている。同協定を通じ、同社と泉佐野市の両者が今後、社会課題に対して緊密に連携し、協働で活動を推進することにより、市民のより一層豊かな生活と地域社会の発展の実現を目指す。

資生堂ジャパンと泉佐野市との連携事項は以下の五つ。

①地域共生社会推進に関すること

②子育て支援に関すること

③健康増進・疾病予防に関すること

④生涯学習の推進に関すること

⑤その他、本協定の目的を達成するために必要なこと

なお、同社はこれまでも、大阪府との「大阪府民の健康づくりに向けた連携協定」(22年10月締結)、札幌市との「さっぽろウェルネスパートナー協定」(24年9月締結)、大阪市との「健康づくり及び疾病対策に関する連携協定」(25年1月締結)など、地方自治体の社会課題解決に向けて協働で取り組みを実施してきた。