ファンケルは2025年2月12日より、通信販売での注文時に在宅・不在にかかわらず指定場所に届ける「置き場所指定サービス」(以下、置き配)において、「日時指定」も併用可能となるサービスを導入する。置き配の利用を推進することで配送従事者の負担を解消し、持続可能な物流の実現に寄与していく。また、ファンケルグループのアテニアでも同日より同サービスを導入する。

同サービスが適用されるのは、通信販売での注文時。サービス開始日は2月12日注文時からとなる。対象事業者は日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の3社。

置き配において日時が指定できるようになることで、「製品が外に置かれている時間を短くしたい」「日中の炎天下での置き配を避けたい」などの顧客ニーズに沿ったサービスへと進化した。置き配の利用率を高めることで、再配達による配送従事者の負担を軽減することを目的としている。

物流の人手不足が懸念されている「物流2024年問題」では、再配達による配送従事者の負担増大も課題の一つとなっており、何も対策を講じなければ、30年度には34%の輸送力が不足する可能性があると言われている。同社では業界に先駆けて1997年から置き配を導入し、配送従事者の負担軽減を目指してきた。