ファンケルは、2月16日、2剤式速攻集中美容液「インテンシヴスキンブースター」(約10日分×3本、1万3200円)を、通信販売と直営店舗で発売する。発売に先立ち、2月14日には新製品発表会をファンケル銀座スクエアで開催した。

同商品は、ハリや弾力不足、くすみが気になる人や特別な日に向けて集中ケアしたい人などに向けたアイテム。市場動向として、すぐに肌実感が得られるような美容液が求められているとして、コンセプト成分に「APPS(TrisodiumAscorbylPalmitatePhosphate/パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)」を採用。APPSはビタミンC誘導体の一種で、水になじみやすい性質と油になじみやすい性質の両方を持つため肌になじみやすく浸透性が高い。さらに、ビタミンCとの結合が弱く、肌で分解されやすいという特徴を持つ。

そのAPPSを、ファンケルが特許を取得した独自の製法で凍結乾燥。不安定で壊れやすい成分をより適切に肌へと届らえるようさまざまな工夫を施し、たどり着いたのが粉末状の1剤と液体の2剤を混ぜて10日分を作るという2剤式だった。APPSを安全な範囲で高濃度に配合することで、肌の角層深部までしっかりと届き、湧き上がるようなハリ、弾力と透明感に満ちた肌に整える速攻集中美容液となっている。

独自製法で凍結乾燥させたAPPS

発表会では、参加者は実際に商品を使って粉末の溶けやすさや浸透の速さなどを体感。商品説明を行った化粧品事業本部化粧品商品企画部商品企画第2Gの蓼沼陽子氏は「APPSを最大限に生かせる独自の凍結乾燥を用い、さらにサポートする成分をたっぷり入れた集中美容液です。実際にお使いいただいた方からも非常に良いお声をいただいており、自信を持っておすすめできる商品となっています」と力強く語った。

月刊『国際商業』2024年04月号掲載