ファンケルは4月18日から、不規則な生活習慣やストレスで肌の調子を崩しやすい30歳前後に向けた新無添加スキンケアシリーズ「トイロ〈医薬部外品〉」(全4品)を通信販売と直営店舗で新たに発売。発売に先立ち、1月18日には東京・港区のザ ストリングス 表参道にて発表会を開催した。

同会の冒頭、堂下亮化粧品事業本部長が登壇。ファンケルが取り組んできた「無添加化粧品」の歩みを紹介するとともに、新たなステージへと進化すると宣言。これまでさまざまな「不」の解消に取り組んできたファンケルとして、多くの現代人が抱える「肌不調(肌ブレ)」に着目し、その解消を目指す。

「化粧品は生活に密着している身近な日用品でありながら、毎日を特別な気分にしてくれる情緒的なものです。ファンケル化粧品が肌の不調を解消することで、素肌を美しくすることはもちろん、人の気持ちまで前向きにして、1人でも多くの人を笑顔にして社会を少しでも明るくできる、そんなブランドを目指してまいりたいと思っております」(堂下本部長)

その第1弾となるのが、トイロだ。発表会において、化粧品事業本部商品企画部の原田真希氏が紹介。トイロは、乾燥や透明感のなさ、テカリ、化粧のりの悪さなど30歳前後が持つ「肌ブレ」に着目し、さらに美白や肌荒れ防止機能を備え、いつも調子の良い肌に整えるスキンケアシリーズ。従来の無添加スキンケア同様、肌へのストレスを考慮し、敏感肌も使えるアイテムを取りそろえた。

またファンケル総合研究所の寺西諒真氏は肌不調への研究的アプローチと配合成分について詳しく解説。

肌不調を感じる要因を研究する上で、特に30歳前後の肌について研究した結果、不規則な睡眠習慣とストレスにより肌の皮脂を構成する成分の一つである遊離脂肪酸が増えることで、皮脂バランスが崩れてバリア機能を低下させることを発見。そこで、皮脂バランスを崩れさせる酵素リパーゼに着目し、独自機能成分「早摘みグレープフルーツエキス」を配合した。

また、水分保持のため、肌のバリア機能に重要な「ヒト型セラミド」を配合。同成分をナノサイズのカプセルに取り込ませた独自カプセル技術「セラミドナノ微粒子」によって配合した。ラインアップは化粧液「トイロバランシングドロップ」(120ミリリットル)と乳液「同バランシングミルク」の2品。化粧液の詰め替えパウチは、医療現場で使われるパウチから発想を得ており、なるべく空気に触れず、そして一気に注げるような独自の仕様を開発している。