「ミライシフトNIPPON 2025」の取り組みで確かな成果
持続的な成長に向けて、一人一人が「自己革新」を
生活者起点の戦略で、専門店とともに未来の変化を創り出す
2024年に新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を発表し、持続的な成長と収益性向上の実現に向けて変革を進めてきた資生堂ジャパン。その軸は、圧倒的に愛されるブランド・商品づくりに向けた「ブランド戦略」と、価値観や購買行動が多様化する生活者との出会いを最大化・最適化する「タッチポイント戦略」。そして、これらの戦略を確実に実行するための「人財変革」 を通じて日本事業は着実に成果を上げている。
2025年、資生堂が掲げる「Personal Skin Beauty & Wellness Company」の実現に向けてグローバルで構造改革を進める中、日本はその先駆者となるべく、取り組みを加速させていく1年となる。
今回の新春インタビューでは、今年、資生堂グループCEOに就任し、資生堂ジャパン 社長 CEOを兼任する藤原氏に、変革を進めた日本事業の成果の振り返り、そして持続的な成長に向けた2025年度の事業方針、意気込みについて語っていただいた。
――新年あけましておめでとうございます。2024年は大きな変革を進めた1年となりました。
藤原 新年明けましておめでとうございます。化粧品専門店の皆さま方におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。旧年中も資生堂製品の拡売にご尽力いただき、重ねて御礼を申し上げます。
2024年、資生堂ジャパンは新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を進めてまいりました。この変革は、持続的な成長をしていくためのビジネストランスフォーメーションであり、日本事業が「Personal Skin Beauty & Wellness Company」の先駆者になるための取り組みです。
「ブランド戦略」と「タッチポイント戦略」を軸に、「ブランド戦略」では、圧倒的に愛されるブランド・商品づくりを進め、クレ・ド・ポー ボーテやエリクシールなどのグローバル・コアブランドや「ベネフィーク セラム」をはじめとするヒーロープロダクトの育成、そして新市場創造に向けた「ファンデ美容液」の取り組みを、「タッチポイント戦略」では、生活者起点のOMOの取り組みを進めてまいりました。その結果、日本事業では昨年、多くのヒット商品が生まれ、大きな成長を実現し、マザーマーケットである日本がグローバルをけん引することができています。
2025年日本事業は引き続き、話題になる商品や新たなカテゴリーを創造しながら、このビジネストランスフォーメーションを完遂し、「持続的な成長」と「稼げる基盤構築」、そして「人財変革」を実現することによって、得意先さまと「共に稼ぎ、共に成長する」、そして化粧品業界全体の発展に寄与していく所存です。本年も変わらぬご愛顧とご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。