資生堂は、化粧品専門店ブランド「ベネフィーク」から赤い実の高保湿エイジングケア美容液「ベネフィーク セラム」(50ミリリットル・1万1000円、レフィル50ミリリットル・1万450円)を10月21日に発売。これに先駆け、10月19日に東京・神宮前において発表会を開催した。
冒頭あいさつに立った資生堂ジャパンの伊藤成彦ベネフィークブランドマネージャーは、ベネフィークの歴史とコンセプトについて説明。昨年ブランド誕生50周年の節目を迎えた。今年から新たな一歩を踏み出す第1弾として投入するのが「ベネフィーク セラム」で、肌・からだ・心の三つのつながりに着目し、東洋の知恵と大地からの恵みを肌へと巡らせ、その人が願う美しさや個性を叶えるアイテムとなっている。
伊藤ブランドマネージャーは、資生堂が2万人以上の20〜60代女性を対象に実施した調査を紹介。この調査では、肌・からだ・心のつながりを感じていると74%が回答。また、きれいになるためには、内側から整えることが大事と考えている人も72%にのぼることが判明。日常生活において心身的な豊かさを求める人が増加傾向にあることを示し、「だからこそベネフィークはこれまで積み上げてきた肌・からだ・心に着目した研究に基づき、お客さまの肌悩みに未然にアプローチし、美の根本に働きかける提案をしていきたい」と意気込みを語った。
イベントの後半は、東洋医療発想を用いた美容アプローチに関し、プレシャス・ラボの薄井理恵会長、エディター・ライターの松本千登世氏、資生堂グローバルイノベーションセンターの鈴木大祐氏の3名によるトークセッションを実施。肌・からだ・心を整えるテクニックについて薄井会長は深呼吸の重要性を示し、朝晩2回の実施を推奨。「ベネフィーク セラム」の特徴の一つである香りの良さを指摘し、深呼吸時に取り入れることでよりリラックス感を感じられることを伝えた。
続いて、「ベネフィーク セラム」の製品や、ブランドとして久々に投入する新CMなどについて松本氏と伊藤ブランドマネージャーがトークセッション。松本氏はスキンケアとしての商品力に加え、滑りにくいパッケージデザインになっていることについて、「アート作品であり機能美を備えている」と絶賛した。★
月刊『国際商業』2023年12月号掲載