毎年、11月に行われている全粧協(全国化粧品小売協同組合連合会)の年次総会が中止となったことを受け、2020年11月18日に理事長懇談会が東武ホテルレバント東京(錦糸町)で開催された。会に先立ち松坂典良理事長は、20年の総括と21年度の事業計画について発表。「新型コロナウイルス感染拡大で発令された緊急事態宣言の時は組織小売業よりも化粧品専門店の方が売り上げの落ち込みが小さかった。これは日頃お客さまとの関係性が組織小売業よりも強いことの証しだと思っている。20年はキリョウの販売中止によって組合員数が減少した。21年度はまさに正念場。脱退に歯止めをかけるためには、専門店の経営再建に寄与する加盟のメリットを示すことが一番大切。それに向け新たな取り組みに臨んでまいります」と語った。

加盟メリットを示すのは専門店ブランドを磨き上げること。具体策は資生堂の専門店専用ブランドベネフィーク(BQ)ブランドの再生。資生堂と数回に及び会議を重ねた結果、21年1月1日から新たにBQ協働取組プログラムをスタートさせることを決定した。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン