マンダムは、住友三井オートサービスの社内セミナーとして汗や体臭のケアについて学ぶ「においケアセミナー」を開催した。
セミナーの前半には、マンダムが実施した汗とにおいの調査実態の結果について発表。マスクが外れた後に直接の対面、コミュニケーションで気になることに関する意識調査を行ったところ、直接の対面で他人のにおいが気になると回答した人は67.8%。また直接の対面下で気になったこと、残念に感じたことでは、空気感・雰囲気、表情、マナー・立ち振る舞いといったものを抑えて、においが1位(34.4%)となった。また、他人のにおいに限らず、自分がにおっているかもしれないと不安に感じることがあるかという質問には、6割近くが「ある」と回答。またビジネスシーンにおいて、他人のにおいについて指摘しにくいと思いますかという質問に対しては、男女合わせて全体で90%以上が「指摘しにくい」と回答。
そうした背景もあり、「汗をかくことによって、周囲からの視線が気になって不安やストレスを感じたり、物事に集中できなかった経験はありますか」という問いに対して56.6%もの人が「ある」と回答。セミナー講師として登壇したマンダム広報部の根岸沙英氏は「体臭はもちろん、汗をかく、汗臭いかもしれないと不安を抱くことは、個人的な悩みやただちょっと気になる、という程度を超えて、コミュニケーションやパフォーマンスに関わってくる大きな問題であるということがご実感いただけたのではないでしょうか」と語った。
その後、身体からいやなにおいが発生する仕組みの説明や、汗臭(ワキ臭)の種類と対策方法、加齢によって変化する体臭と対策について、実際ににおいを嗅ぐ体験、マンダムの汗ケアアイテムの正しい使い方などを交えながら解説。
参加した社員はにおいや製品の体験を通して汗と体臭ケアについて学んだ
同セミナーの様子は、当日参加できなかった社員にも後日配信を予定しており、広く社内での周知徹底を図る考えだ。参加した社員は、「知らないことも多くて勉強になりました。もし社内でにおいが気になっても、直接は言いにくい。このセミナーを見ることでそれぞれ意識できればいいなと思いました」と語った。★
月刊『国際商業』2024年11月号掲載