2020年の発売以来、シリーズ累計出荷数1000万個を突破し、ドラッグストアで1番売れている足用洗浄料「フットメジ」を展開するグラフィコが「フットメジ足ケアラボ」を立ち上げ、6月28日に、同ラボが実施した実験結果や、最新の“足裏の衛生環境”や“足裏のケア方法”が学べる「真夏の足裏ケア勉強会」を実施した。

「真夏の足裏ケア勉強会」では、グラフィコのブランド管理フットメジブランドマネージャーの若松里子氏と、商品部品質管理伊藤学氏が「フットメジ足ケアラボ」の紹介と実験結果の発表、24年2月26日発売の「フットメジ」の新製品を紹介。皮膚科専門医で済生会川口総合病院皮膚科主任部長の高山かおる氏が「足を洗う重要性」について発表した。

足は「第2の心臓」ともよばれるほど、人間の体にとっては重要な働きがある。それなのに顔や肌に比べ、おざなりになりがちの足。普段気にすることはあまりないかも知れないが、足は体の全体重を支えていて、1日に足裏にかかる重さはジャンボジェット機1台分以上の負担がかかっている。さらに、歩いたり靴を履いたりすることで足が擦れて刺激を受けたり、汗などでムレやすかったりと過酷な環境に置かれている。足用せっけん「フットメジ」では、これまで、「第2の心臓」足からの健康を目指し、足に関する正しい情報や、適切なケア方法を発信してきたが、今回、調査や実験に基づく情報発信をより強化するために、「フットメジ足ケアラボ」を設立した。

「足洗い自体は手洗いに比べてまだまだ認知、必要性ともに伝えられていないというふうに実感しております。ただ洗いましょうというだけではなく、なぜ洗わなければいけないのかを、きちんと伝えるために足ケアラボを立ち上げました」と若松フットメジブランドマネージャーは説明した。

「フットメジ足ケアラボ」の調査の一環として実施したのが、「足の裏VS便座の裏」の汚れ比較実験。対象者は朝から靴を履き続けた30~50代の会社員男女11名。実験結果は、帰宅後の足裏の汚れは便座裏と比べて5.9倍、帰宅後の足指の間の汚れは便座裏と比べて29.5倍と判明。

この実験結果を受けた皮膚科医の高山氏は、「これからの季節は、気温・湿度があがり足はさらに蒸れやすくなります。特に今回の実験結果のとおり、足指の間は構造上汚れがたまりやすく雑菌の付着も増えがちで、においの発生源になりがちです。足のにおいや汚れ対策の基本は、洗浄剤で足先まできちんと洗うこと、余分な角質を落とし、角質を整えるクリームをぬること。汚れがたまりやすい指間や爪の周りは、ブラシなどを用いて泡で汚れをかき出すようにすると効果的です」と説明した。

 

勉強会で紹介した新製品は、「フットメジ ジェット泡足洗いソープ 爽快シトラスの香り」(250ミリリットル・968円)と、指の間にもフィットしやすい「フットメジ 4way足用ブラシ」(1078円)だ。この二つの商品を使って高山氏が足裏と足指の間の洗い方の実演を行った。