フェイスマスク市場が活況だ。例えば、都内にあるドラッグストアでは前年比150%超の伸長率になっている。要因は、肌が明るくなる、ふっくらするなどの効果実感に優れた商品の増加。そして肌のデイリーケアとして定着することで、消費量が増えていることだ。売れ筋商品が様変わりしたことも消費意欲を刺激。市場調査会社True Dataによると、2023年1~9月のドラッグストアの購入個数は、クオリティーファーストの「ダーマレーザー」シリーズが1位、7位、8位を獲得し、Dr.ルルルンの「ルルルン」ブランドも3商品が前年より大きく実績を伸ばした。その一方で、コロナ下に頭角を表したVTコスメティクスやメディヒールは勢いが失速。日本の化粧品市場を席巻中の韓国コスメは、フェイスマスク市場に限れば、日本勢の巻き返しに合っている。

韓国ブランドの競争力は、日本ブランドを圧倒していた。中国本土における反韓ムードが高まると、韓国ブランドは日本市場へのマーケティング投資を強化。得意の機能性や成分の訴求を行っている。フェイスマスクでは、VTコスメティクスの「CICA デイリースージングマスク」が大ヒットし、日本ブランドの売り場を奪った。「韓国ブランドの攻勢で日本ブランドは売り上げの3~4割を失った」とドラッグストア関係者は指摘する。

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