2024年3月期の化粧品・日用品メーカーの上期決算が出そろった。多くが増収増益で着地したが、特に好調だったのはロート製薬だ。地域別売上高を見ると、日本は「メラノCC」や「肌ラボ」、サプリメントの「ロートV5」の伸長が継続し16.5%増の764億1100万円。下期も主要ブランドが好調を維持する見通しで、日本での高成長は続きそうだ。アメリカは14.6%増の87億6500万円、ヨーロッパは13.1%増の70億4700万円、アジアは15.3%増の342億2300万円。国内、海外とも2桁増収だった。

ファンケルは増収増益。セグメント別売り上げは、化粧品事業が4.2%増の298億8600万円。ファンケル化粧品は、23年春に投入した基礎スキンケアの「ブライトニング」や「マイルドクレンジングオイル〈ブラック&スムース〉」、スペシャルケアの「コアエフェクター」などが好調に推移したことにより2.5%増の214億3100万円だった。そのうち国内は4.4%増と好調な一方で、海外は22.2%減と厳しい状況だ。

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