マンダムの2022年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比11.1%減の426億円。国内において天候不順により夏シーズン品の需要が伸び悩んだことと、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け減収となった。営業利益は10億2100万円、経常利益が5億9300万円とそれぞれ欠損。親会社に帰属する四半期純利益は89.6%減の2億4000万円と黒字だった。
地域別にみると、日本の売上高は15.7%減の251億2800万円となった。夏シーズン品の需要が伸び悩み、男性事業の「ギャツビー」ブランドが減収したことによる。利益面では、減収の影響により、営業損失3億3600万円となった。
インドネシアの売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が低迷し、同8.3%減の80億7600万円となった。利益面では、営業損失8億4200万円となった。
海外その他の売上高は、0.8%増の93億9500万円となった。新型コロナウイルス感染症拡大が収まらなかったものの、一部の国で売上高が回復したことによる。利益面では、売上原価の上昇により、営業利益は48.0%減の1億5600万円となった。
通期業績は、売上高40億円、営業利益24億円、経常利益22億2000万円、親会社に帰属する四半期純利益15億円、それぞれ下方修正。売上高は8.4%減の580億円とし、営業利益は24億円、経常利益は19億2000万円、親会社に帰属する四半期純利益が6億5000万円とそれぞれ赤字となる見通しだ。