マンダムは2月2日、2021年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比23.6%減の479億3700万円、営業利益は同85.9%減の8億1300万円、経常利益は同79.9%減の12億8800万円、親会社に帰属する四半期純利益は同43.4%減の23億1600万円と大幅な減収減益となった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、第3四半期も引き続き国内外ともに減収となり、また国内外の市場環境の急速な悪化を受け、販売費および一般管理費の削減に取り組んだものの減収をカバーしきれなかったことが主な要因だ。

地域別にみると、日本の売上高は同16.6%減の298億1000万円となった。男性事業、女性事業ともに第3四半期も引き続き減収。利益面では、減収の影響により、営業利益が同57.0%減の14億3700万円となった。

インドネシアの売上高は、同国内においても新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が低迷し、営業活動にも支障がでたため、同35.1%減の88億700万円となった。利益面では、営業損失9億2600万円(前年同期は5億3700万円の営業利益)となった。

海外その他の売上高は同30.5%減の93億1800万円となった。一部の国において第2四半期累計期間までの落ち込みからの回復の動きがあったものの、第3四半期も引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、営業活動が大幅に制限されたため減収となった。営業利益は同84.1%減の3億200万円となった。

こうした状況を踏まえ、通期業績予想を売上高13億円、営業利益4億円、経常利益3億円、親会社に帰属する四半期純利益1億7000万円、それぞれ下方修正。売上高は627億円、営業利益はマイナス12億円、経常利益はマイナス6億5000万円、親会社に帰属する四半期純利益は5億円としている。