全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)の財政は危険水域に入っている。11月16日開催の2023年第5回理事会が開かれた。冒頭、23年度上期の会計監査に関する報告において、事務局が全理連の財政状況について言及。収入が大幅に減っており、現在のままでは財政は維持できず、23年度はもちろん、24年度も積立金を取り崩すことが避けられない状況を明らかにした。

しかも積立金の取り崩しは数年以内に底をつく見込みで、全理連の財政立て直しは急務である。全理連事務局は「増やせる収入を増やし、減らせる支出を減らすため皆さんの協力が必要。儲かる事業づくりというテーマだけに絞って、事業の縮小と解消を強力に推し進める必要がある」と訴えた。

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