ヘルスケアと美容産業の振興策などを検討するため、国会議員の勉強会「健康美容産業振興議連(健康美容議連)」が11月16日に発足した。同日、衆議院第2議員会館で設立総会が行われ、野田聖子衆議院議員が会長職を務めるなどの人事を決定した。合わせて、経済産業省、厚生労働省、消費者庁などを招き、現状の課題などについて意見交換を行った。当選10回の大物で、消費者行政に強い野田聖子議員が、トップを務めることで、健康美容産業の振興を阻む規制について、本音の議論も期待できそう。また業界側の窓口となる一般社団法人全国ヘルスケアサービス産業協会(=JHCI、事務局・東京都渋谷区)の理事長は、ジャーナリストでもある佐藤尊徳氏が務めており、積極的な情報発信も行われそう。化粧品やサプリメントの規制の問題も検討するとしており、今後の活動が注目される。

健康美容議連は自由民主党所属の国会議員が会員となれる。野田聖子会長(衆議院議員〈=衆〉岐阜3区選出)がトップとして議連を運営する。議連の会長となった野田聖子議員は、38歳で大臣となり、党の役員なども歴任。前回の自民党総裁戦にも出馬した女性議員の象徴的存在で、初代の消費者庁担当大臣を務めるなど消費者行政や政策にも明るく、会長には最適任といえよう。

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