「皆、ショックですね……。前のことがありますから」(消費者庁関係者)。2022年8月10日に発足した第二次岸田改造内閣では、消費者相に河野太郎衆議院議員が就任。この人事に消費者庁内がざわついた。河野大臣は移転等をめぐり消費者庁とは因縁浅からぬ関係だからだ。世論を敏感に読み、素早く政策を実施する点でも、役人にとって扱いにくい。新井ゆたか長官、黒田岳士次長をはじめ、多くの消費者庁幹部は、7月に他省庁からの出向で就任したばかり。同庁内にも土地勘がないなか、河野大臣に仕えることになり、しばらく気が休まることはなさそうだ。

河野大臣の政治信条は、行政改革。特に無駄をなくすことには、徹底した取り組みを見せる。印鑑廃止やワクチンの接種体制の構築などをご記憶の方も多いだろう。

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