コロナ禍も3年目に突入し、度重なる新株の登場で繰り返す感染拡大による長期化は、社会にとって大きな障害となっている。ワクチン接種や治療薬の開発によって軽症化が進んだ今の状況で、果たして現在の感染症分類は適切であるのか。再検討が進んでいる。
ペストから季節性インフルエンザまで、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」では、感染力や重篤性などによって1~5類に分類されている。現在、新型コロナウイルス感染症は「新型インフルエンザ」と同等とされ、「2類相当」。感染症法の2類には結核やジフテリア、鳥インフルエンザがあるが、これらとも異なり、緊急事態宣言などの外出自粛要請ができるなどの特別措置も可能とされているのが特徴だ。そうした中、この分類を「2類相当」から季節性インフルエンザ同等の「5類」へ変更するべきではないかとの議論が行われている。
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