「毎年、年末感が薄れてきている」(ドラッグストア関係者)。2021年年末商戦を終えたドラッグストアの現場からはそんな声が聞こえてきた。年末だからこその特別なものが売れるわけではなく、日常の延長消費が続いている。今はオミクロン株急拡大だが、その直前の年末年始、外出を楽しみたい消費者行動も見えてきた。

経済産業省が発表している小売販売額の推移を見ると、21年12月末のドラッグストアの日用品売り上げ自体は好調だった。オーラルケア、パーソナルケア、ハウスホールド、紙製品、その他雑貨、ペットまで含めた「雑貨」カテゴリーは、21年12月20~26日、同12月27日~22年1月2日の販売金額指数は、それぞれ前年比1.58%増と同8.32%増。同期間をカテゴリー別で詳細に見ると、いずれも前年比増となり、特に21年12月27日~22年1月2日のその他雑貨は同26.85%増と非常に高い伸びを示していた。

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