提案型バラエティストアとして一世を風靡した東急ハンズがついに手を上げた。ホームセンター大手カインズの傘下入りとなったのだ。2021年12月22日、東急不動産ホールディングスからカインズに東急ハンズの発行済全株式が譲渡されることが明らかになった。取得金額は非公開。これにより東急ハンズは3月31日付でカインズの連結子会社となる。

バラエティチャネルは、コロナの影響で厳しい状況が続いている。店頭に来て買い物を楽しんでもらう売り場づくりという強みが、外出自粛により発揮できない期間が続いているからだ。在宅ワークが増え、人流が変わった都市部に店舗が多いことも苦境に拍車をかけている。東急ハンズはかつて1000億円の売り上げを上げていたが、20年度は631億円まで落ち込み、44億円の営業赤字を出していた。

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